皆さん、こんにちは!アウトドア好き中年ブロガーenagaです。
以前、「もう紙のノートとはサヨナラ?⚡️ HEYfoldで勉強も仕事も爆速化!」という記事でご紹介した、Kickstarter発の革新的な「繰り返し使える無限ノート HEYfold」。
あの紹介記事から約半年、首を長くして待ち続けた製品がついに私の手元に届きました。
今回の記事では、皆さんが最も知りたいであろう「HEYfoldはどんなペンで使えるのか?」「フリクションや手持ちのボールペンとの相性は?」という疑問に答えるべく、私が所有する7種類のペンで徹底的に書き味や消し心地をテストしました。
お気に入りの文房具があると俄然仕事や日時用生活に張り合いが出ますよね。
HEYfoldが私のお気に入りに殿堂入りしてくれることを期待しつつ生地を執筆しました。
この記事を読めば、HEYfoldの真の実力、そしてあなたの愛用ペンとの相性がすべて分かります。未来のノート体験を、一緒に確かめていきましょう。
【結論】HEYfoldで使えるペンは?7種ペン相性テスト早見表
時間がない方のために、まず結論からお伝えします。7種類のペンを試した結果、HEYfoldで快適に使えるペンとそうでないペンが明確になりました。
| ペンの種類 | 総合評価 | コメント |
|---|---|---|
| 👑 1位:付属の専用ペン | ★★★★★ | 文句なしのベストパートナー。書き心地、定着性、消去性すべてが完璧。 |
| 🥈 2位:ホワイトボードマーカー | ★★★★★ | 隠れた実力者。専用ペンに匹敵する性能で、色も豊富。コスパも最高。 |
| 🥉 3位:一般的な油性ボールペン | ★★★★☆ | 意外な伏兵。代替品として優秀だが、時間経過で消えなくなる点に注意が必要。 |
| 4位:ジェットストリーム | ★★★☆☆ | 独自の滑らかさが活かせず、インクもかすれがち。積極的な使用は推奨しない。 |
| 5位:フリクション | ★★☆☆☆ | 最も期待したが、書き心地が悪く、本来の「熱で消す」機能も使えず残念な結果に。 |
| 6位:製図用水性ペン | ★★☆☆☆ | 書けるがインクの定着性が悪く、指で触れるだけですぐにかすれてしまうため実用性なし。 |
| 7位:万年筆 | ★☆☆☆☆ | インクを弾いてしまい、まともに書くことができない。相性は最悪で使用は不可能。 |
1. 半年待って届いた「無限ノート」HEYfold開封レビュー
1.1. パッケージと付属品一覧
2024年3月にKickstarterで支援し、待つこと約半年。ついにHEYfoldが到着しました。アップデート情報も頻繁に更新され、クラウドファンディング製品としては比較的スムーズな進行で、プロジェクトチームの真摯な姿勢が感じられました。
【HEYfold、ついに到着!丁寧な梱包で届いた様子】
届いたパッケージは、国際配送の長旅にも耐える頑丈な梱包。本体の外装はミニマルで洗練されたデザインで、所有欲を満たしてくれます。表面には「HEYfold Notebook – Endless Writing. Simpler. Stronger.」という、製品のコンセプトを体現したメッセージが記されていました。
【中から黒い梱包材!さあ、開封していきましょう!期待が高まります…!】
中身をすべて取り出すと、予想をはるかに超える充実ぶりに、思わず「おおっ!」と声が出てしまいました。
【黒い梱包材に包まれた付属品が出てきました】
- HEYfold付属品リスト
- HEYfold本体: 今回の主役、待ちに待った「無限ノート」。

- HEYfold本体: 今回の主役、待ちに待った「無限ノート」。


2. 専用HEYペン: HEYfoldに最適化された、書き心地の良さそうなペン。

3. レザーカバー: 本体を保護し、ぐっと高級感を演出してくれるカバー。嬉しいゴムバンド3本付き。

4. シリコンカバー: インクがレザーカバーに移るのを防ぐ、ありがたい保護シート。

5. HEYspray+ スプレーボトル: 文字を消すためのクリーナーボトル(中身は空)。外装はマットな生地で覆われており、これがまた文字を消せる消しゴムになる。拭き取りやすそう!

6. その他: 心温まる感謝のメッセージカード、説明書、お試し用の素材サンプル。


これだけ豪華に揃っていれば、届いたその日からすぐにでも理想のペーパーレスなノートライフが始められる!と胸が躍ります。特に、インク移りを防ぐ「シリコンカバー」や、国際配送の規制を考慮してあえて空で届けられた「スプレーボトル」など、使う人のことを考え抜いた細やかな配慮には、感動すら覚えました。
1.2. 本体を触った第一印象:新感覚の質感
高鳴る胸をおさえ、封蝋風のシールを剥がし、いよいよ本体とご対面。手に取った瞬間、思わず「おおっ」と声が漏れた。これは、今までに味わったことのない「新感覚の質感」です。
上質なシリコンパッドのようにどこまでも滑らかで、肌に吸い付くような手触り。それでいて、しっとりとした独特の弾力性が指を優しく押し返してくる。安っぽさは微塵もなく、むしろ所有する喜びを満たしてくれるような高級感すら漂っています。
私が支援したA6(手帳)サイズは驚くほど軽量で、これならA4サイズでも軽快に持ち運べるだろう。この未知の質感が、いったいどんな書き心地をもたらしてくれるのか。早くペンを走らせたいという衝動に駆られ、期待で胸がいっぱいになります。

【使用前に付属のゴムバンドで本体とカバー、保護シートを一体化】
2. 基本性能をチェック!専用ペンでの書き心地と消し心地
付属品をセッティングし、まずはHEYfoldの基本性能を確かめます。付属の専用ペンを使い、到着した記念に日付を書いてみました。
「本日は、R7.10.11です。」
ペン先がノート表面に触れた瞬間、氷上を滑るかのようにスムーズに文字が描かれていきます。紙に書くときのような抵抗感は一切なく、インクはかすれることなくくっきりと定着しました。これはまさに「ストレスフリー」な書き心地です。
次に、HEYfoldの真骨頂である「消去性能」を試します。
専用イレーザー(ペンのキャップ部分): 数回軽くこするだけで、書いた文字が跡形もなくきれいに消えました。消しカスも出ず、まるで最初から何も書かれていなかったかのようです。「素晴らしい」の一言です。

ティッシュペーパー: 専用イレーザーと同様に、ティッシュでこするだけでも文字をほぼ完全に消去できました。外出先でも手軽に修正できるのは大きな利点です。
指: 緊急時には指でこすってもある程度は消えますが、少し跡が残りました。

専用ペンとの組み合わせにおける基本性能は、期待を大きく上回るものでした。「書いて、消す」というノートの基本動作が、これほど快適な製品は他にないかもしれません。
3. 【本題】7種類のペンとの相性を徹底検証

ここからが本題です。HEYfoldが専用ペン以外でどれほどの実力を発揮するのか、7種類のペンで徹底的にテストします。
3.1. テスト方法の紹介
各ペンで実際に文字を書き、以下の5項目を5段階(★5が最高)で評価しました。
- 書き心地: HEYfold表面での滑らかさ、抵抗感のなさ。
- インクの定着性: インクのかすれにくさ、視認性の高さ。
- 耐久性(耐摩擦性): 書いた後に指で触れた際の、文字のかすれにくさ。
- 消去性: ティッシュやクリーナーで、どれだけきれいに消せるか。
- 総合評価: 上記4項目を踏まえた、実用性の総合判断。
それでは、テスト結果をご覧ください。
3.2. 【検証結果①】付属の専用HEYペン(基準点)
- 書き心地: ★★★★★
- インクの定着性: ★★★★★
- 耐久性: ★★★★★
- 消去性: ★★★★★
- 総合評価: ★★★★★
文句なしの満点。まさに「ベストパートナー」です。 前でも説明したとおりHEYfoldの性能を最大限に引き出すために最適化されており、書き心地、定着性、耐久性、消去性のすべてにおいて完璧なパフォーマンスを発揮しました。HEYfoldを使うなら、まずこのペンを選ぶべきです。
3.3. 【検証結果②】製図用水性ペン
- 書き心地: ★★★☆☆
- インクの定着性: ★★☆☆☆
- 耐久性: ★☆☆☆☆
- 消去性: ★★★☆☆
- 総合評価: ★★☆☆☆
書くこと自体は可能ですが、インクの定着性が致命的に低いです。HEYfoldの表面がインクを吸収しないため、指で軽く触れただけですぐにかすれてしまいます。これでは実用的なメモは取れません。クリーナーを使わないと完全に消えない点もマイナスです。

画像だとわかりずらいですが、拭いただけでは簡単にきれいになりません。
3.4. 【検証結果③】一般的な油性ボールペン
- 書き心地: ★★★★☆
- インクの定着性: ★★★★☆
- 耐久性: ★★★★☆
- 消去性: ★★★★☆
- 総合評価: ★★★★☆
意外な高評価。 想像以上にスムーズに書け、インクの定着性も良好。指で触れても簡単にはかすれません。さらに、ティッシュでこするだけで綺麗に消える手軽さも魅力です。専用ペンの代替品として十分な実用性があります。
ただし、これには重大な注意点があります。(詳しくは後述の「重要な注意点」セクションで解説します)。
3.5. 【検証結果④】万年筆
- 書き心地: ★★☆☆☆
- インクの定着性: ★☆☆☆☆
- 耐久性: ★☆☆☆☆
- 消去性: ★★★★☆
- 総合評価: ★☆☆☆☆
万年筆愛好家には残念なお知らせですが、相性は「最悪」です。 HEYfoldの素材が万年筆の水性インクを完全に弾いてしまい、インクが表面で水滴のようになって定着しません。文字は途切れ、まともに筆記することは不可能でした。
3.6. 【検証結果⑤】ホワイトボードマーカー(100均製)
- 書き心地: ★★★★☆
- インクの定着性: ★★★★★
- 耐久性: ★★★★★
- 消去性: ★★★★★
- 総合評価: ★★★★★
専用ペンに匹敵する、もう一つの「ベストパートナー」を発見しました。 書き心地は非常に滑らかで、インクは鮮やかに定着。書いた後に指で触ってもほとんどかすれません。そして、ティッシュで拭くだけで驚くほどきれいに消えます。100円ショップで手軽に入手でき、カラーバリエーションが豊富な点も大きな魅力です。
3.7. 【検証結果⑥】ジェットストリーム
- 書き心地: ★★★☆☆
- インクの定着性: ★★★☆☆
- 耐久性: ★★★☆☆
- 消去性: ★★★★☆
- 総合評価: ★★★☆☆
人気のジェットストリームですが、残念ながらHEYfoldではその真価を発揮できませんでした。独自の滑らかな書き味は感じられず、インクもかすれがちです。他の選択肢がある以上、あえてこれを選ぶメリットは少ないでしょう。
3.8. 【検証結果⑦】フリクション(黒・青)
- 書き心地: ★★☆☆☆
- インクの定着性: ★★★☆☆
- 耐久性: ★★★☆☆
- 消去性: ★★★★☆
- 総合評価: ★★☆☆☆
「消せるペン」と「無限ノート」の組み合わせに最も期待していましたが、結果は非常に残念なものでした。書き心地が滑らかではなく、インクの出も不安定。そして何より、フリクション本来の「ラバーでこすって熱で消す」機能がHEYfoldでは全く機能しませんでした。これではフリクションを使う意味がありません。
4. 重要な注意点!HEYfoldを長く快適に使うために
今回のテストを通じて、HEYfoldを長く使い続ける上で知っておくべき、いくつかの重要な注意点が明らかになりました。
4.1. ⚠️ 注意点1: 油性ボールペンは「時間経過で消えなくなる」
テスト直後は高評価だった油性ボールペンですが、書いた文字を約2日間放置したところ、完全に消しきれず、うっすらと跡が残ってしまうことが判明しました。
時間が経つと油性インクの成分がHEYfoldの素材に染み込んでしまうようです。この問題についてHEYfoldのチームに確認したところ、この現象は開発段階で認識しており、今後の改良課題とのことでした。
結論として、油性ボールペンを使う際は「その日のうちに必ず消す」ことを徹底してください。長期保存したいメモには絶対に使用しないようにしましょう。
4.2. ⚠️ 注意点2: 万年筆やフリクションが使えない理由
- 万年筆: HEYfoldの表面素材は、水性インクを強く弾く特性を持っており、インクが定着しません。
- フリクション: HEYfoldの素材では、ラバーでこすってもインクが消えるほどの摩擦熱が発生しないため、本来の消去機能が働きません。

これらのペンが使えないのは非常に残念ですが、現時点では仕様と割り切る必要があります。
4.3. ⚠️ 注意点3: 専用ペンの追加購入方法が不明
付属の専用ペンは非常に優秀ですが、現時点(2024年10月)で追加購入の方法は公式にアナウンスされていません。インクが切れた場合や予備が欲しい場合は、代替品として「ホワイトボードマーカー」が非常に有力な選択肢となります。
5. 総合評価:HEYfoldは「買い」か?メリット・デメリットまとめ
全てのテスト結果を踏まえ、HEYfoldはどんな人におすすめできるのか、最終的な評価をまとめます。
✨ HEYfoldの素晴らしい点(メリット)
- 最高の書き心地と消去性: 専用ペンとの組み合わせは、まさに新感覚のノート体験を提供します。
- 環境への配慮: 紙の消費を劇的に減らし、ペーパーレス化に貢献できます。
- 高い質感とデザイン性: 所有欲を満たす独特の質感と、どんなシーンにも馴染むミニマルなデザイン。
- 携帯性の高さ: 軽量かつスリムで、どこへでも気軽に持ち運べます。
- 充実した付属品: 開封後すぐに必要なものがすべて揃っています。
😟 HEYfoldの気になる点(デメリット・課題)
- 使えるペンが限定的: 相性の良いペンが少なく、筆記具を選ぶ楽しみが制限されます。
- 万年筆・フリクションが使えない: 多くの人に愛用されている人気のペンが非対応なのは大きなマイナス点です。
- 油性ボールペンのインク残留リスク: 長期保存には全く向いていません。
- 専用ペンの入手性が不透明: インクが切れた際の不安が残ります。
🎯 結論:こんな人におすすめ!
【HEYfoldが最高におすすめな人】
* ペーパーレス化を進め、環境に配慮したい人
* 会議のメモやブレインストーミングなど、何度も書き直しをする作業が多い人
* 専用ペンやホワイトボードマーカーでの使用に満足できる人
* 新しいガジェットや革新的な製品が好きな人
【HEYfoldをおすすめしない人】
* 万年筆やフリクションなど、特定の愛用ペンを使いたい人
* 様々な種類のペンを使い分けたい人
* 書いたメモを長期的にそのまま保存したい人
📊 最終評価:総合点 75/100点
HEYfoldは、その革新的なコンセプトと基本性能において、間違いなく「未来のノート」としての可能性を秘めた素晴らしい製品です。しかし、「使えるペンが限られる」という現時点での大きな制約が、そのポテンシャルを最大限に発揮することを妨げています。
この課題が解決されれば、90点以上の評価を得られる製品になることは間違いありません。今後の改良に強く期待します。
6. まとめ:私のHEYfold活用術

私は今後、HEYfoldを以下のように活用していくつもりです。
- メインは「専用ペン」: スムーズな書き心地を活かし、思考を止めないアイデア出しやメモに使用します。
- 色分けには「ホワイトボードマーカー」: 視覚的に情報を整理したいときは、赤や青のマーカーを積極的に活用します。
- 用途は「一時的なメモ」に限定: あくまで「書いては消す」を前提とし、ブレインストーミングやTODOリストの作成に特化して使います。
- 長期保存は「デジタル化」: HEYfoldでまとめたアイデアは、最終的にEvernoteやNotionなどのデジタルツールに転記して保存します。
このように、HEYfoldの長所を活かし、短所を理解した上で使い分けることで、デジタルとアナログの利点を両立した快適なノートライフが実現できると考えています。
この記事が、あなたのHEYfold選びの参考になれば幸いです。
—
【記事執筆日】2024年11月
【レビュアー】enaga
【支援プラットフォーム】Kickstarter
【製品名】HEYfold Notebook
【Kickstarter支援ページ】https://www.kickstarter.com/projects/heyii/heyfold-notebook/
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